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年収交渉 アーカイブ

2005年11月11日

年収交渉 (1)

はかたのようなエージェントの仕事として、
Candidateの皆さんに代わって年収交渉を
させていただくことの大事さを、最近とても強く感じています。

Yさんは、現役のITコンサルタント。
年収は800万円です。

コンサルティングという立場で企業の業務プロセス改善を
行う立場から、より主体的に動ける立場、すなわち
事業会社への転職を希望していました。

できれば、「経営企画」というポジションで。

とあるグローバル企業から声がかかり、
まずは業務プロセス改革と情報システムのリプレースを、
そしてゆくゆくは経営企画的なポジションで活躍して欲しい
というオファーを、Yさんは受けたのです。

Yさんの希望ズバリのポジションではなかったものの、
同社のディレクターの方の人柄にすっかり魅了されてしまい
彼としてもぜひ入社したいと考えるようになりました。

そんな時、同社のディレクターからはかたにTELが入りました。

ディレクター:「Yさんのこと、ぜひ採用したいんだけど
彼年収いくらぐらい希望してるのかな?」

はかた:「うーん、現状維持かそれ以上を期待してるようですよ」

D:「そうだよねー」

は:「そうなんです・・・ なんかマズいことでも・・・?」

D: 「うちの給与テーブルだとさー、650万円とかになっちゃうんだよ」

は:「はぁ・・・(そ、それはちょっと下がりすぎだよ・・・おいおい
そんな金額Yさんに言えないよ)」

D: 「でもね、僕は彼を採用したいから、とにかく頑張って700万以上、
ここだけの話だけど750万円までなんとかしようと思ってるんだよ」

は:「そ、そんなにしていただいちゃって大丈夫なんですか!?
(とはいえ、まだ50万円開きがあるんですけど・・・)」

D: 「確かにね、社内じゃ大ブーイングなんだけどさ。
後のことは僕がなんとかするつもりだし。
それよりね、50万下がっても来てくれるかな?」

は:「あ、いやー、そのー、もちろん給料だけじゃないとはいえ、
うーん・・・

『なんとかなりませんか???』」

D: 「Yさんってそんなにお金に固執する人なの?
彼はできる人だと思うけど、ある意味キャリアチェンジでしょ?
コンサル時代の給料から下がったって仕方ないじゃない?
もちろん、彼の気持ちはわかるけどさ(ため息)」

は:「(わかるんならなんとかしてくれよー)
ちょ、ちょっと待ってください。
彼はぜんぜんそんな人じゃないですよ。
お金だけで動く人じゃないですから、彼は。
今回の業務に期待もしてますし、なにより
Dさん(ディレクターさん)と働くのをすごく
楽しみにしてるんですから!!!」

D:「(まんざらでもない感じで)そっかー。
やっぱいい子だねー。
あのね、これはここだけの話だけど、
来年には絶対マネジャーに昇進させるつもりで、
そうしたら給料は現状よりもずっと上げて
あげられると思うんだよ。
だからさー」

は:「(マジ?マジですね!!??)
それって、それだけYさんの評価をしてくださってる
ってことですよね。」

D: 「もちろんだよ」

は:「だったらお金の話じゃなくて、Dさんがそれだけ
Yさんを高く評価しているってことや、この先も
どんどん大きな仕事を任せていきたいって思いを
伝えてもいいですか。
というより、そういう思いをDさんからぜひ
Yさんに伝えて欲しいんですけど。

その後、僕が年俸についてお伝えしますよ。

みんな条件だけで転職するわけじゃないんですから。」

D: 「そうなのかなー。
ま、はかたさんがそう言うのなら僕からYさんに伝えてみるよ」

は:「お願いします!」


で、その後はかたとYさんの間では、それこそギリギリの
会話があったわけですが、それはここでは割愛して
結論だけお伝えすると、

「Yさんはこの会社を選びました」。


読み返してみると、「年収の交渉」にはなってないんですが
(つまり年収を上げてはいませんので・・・)、
もしもこれを双方が面と向かって話し合ったら、
結構もつれたんじゃないかなと想像しています。


はかたは「交渉人」というより

「緩衝材」?

2006年04月13日

年収について考えてみました (1)

新年度に入りました。

今年こそは、Blogを「定期的」に更新しようと心に誓っています。
2週に1回。水曜日発行ということで・・・ がん・・・ばり・・・ま・・・す。

最近気になっているテーマは、「年収」についてです。
皆さんも気になりますよね。

昔、上司からこんなことを言われたことがあります。
「給料ほど公平でなくちゃいけないものはないはずなのに、
企業間で驚くほど格差があって不公平なもののひとつが給料なんだよ」

また、こんなことも言ってました。
「ところがさ、人間って自分の周り、つまり社内の人間と比べて
高いか安いかってことは気にするけど、世間的にどのぐらいなのレベルか
ってことには意外と無頓着なもんだよな」

皆さんはどんなふうに感じますか。

はかたの個人的な感想としては、某社さんの「年収査定サービス」
なるもののおかげで、ご自身の年収が世間的にどの程度の位置に
あるのか、ということには皆さん敏感になってるような気がしてます。

ただ、相変わらず企業間の年収格差は大きいなー、というのが実感です。
もちろん、職種が異なれば年収に違いがあってもある程度納得なのですが、
同じような職種でこんなに違うのか・・・というのを見ると、
やっぱり少しびっくりします。

そんな状況を見ると、某社のいう「年収査定」なんて本当にできるのかな、
とギモンに思ったりもします。

でも、職種ごとの平均的な年収の推移みたいなものを、
定期的にウォッチしていくというのは大事なことかもしれませんね。

また、平均だけでなく、同じような経歴をたどっている同年代の方が
どの程度の年収を得ているのか、ということにもアンテナを張っておくのが
いいのかもしれません。
そうすれば、数字がよりリアルに感じられますよね。

そんなことできるのか・・・
統計を取るのは難しいので、正確な値を出すことはできませんが、
紹介会社さんはそれぞれそうした情報を持っているはずです。

「転職先の紹介を受ける」

という観点だけでなく、

「マーケットの情報収集をする」

という観点で紹介会社と付き合うのもひとつの考え方かもしれません。

2007年09月11日

「希望年収」の考え方 (1)

はかたのブログカテゴリーには、
「年収交渉」っていうのがあるのですが、
2つしかエントリーを書いてないことにさっき気づきました。

しかも、それぞれのタイトルが、
「年収交渉(1)」
「年収について考えてみました(1)」
で、

どっちも 「かっこ2」 がないんですよ。

いつか書きます。

とはいえ、せっかくですので今日は年収の話。
しかも、短期集中連載!
希望年収の考え方についてお話しようと思います。
今度こそは、「かっこ2」、いや「かっこ3」、「かっこ4」と続けていくのが、
今の夢です。

はかたたちの仕事って、皆さんのヒミツをたくさん知ることになるのですが
(もちろんお預かりした個人情報は厳重に管理しております)、
その中でも年収についてお聞きするときは、仕事とはいえなんだか
毎度恐縮してしまいます。

だって、ふだん誰かに「ぼくの年収は、○○○万円です」なんて
お伝えすることはないですもんね。

たまに、マンションのモデルルームのアンケートなどで
「年収」を書く欄があるのですが、
たいていはかたは
「ちっ、なんで見ず知らずのおまえに年収なんか教えなきゃいけないんだ!?
失礼なヤツめ!」
とむかむかしながら、思いっきり空欄にしておきます。
イヤな客です。

とはいえ、僕らの仕事ではお聞きしないとお仕事が前に進まないので、
本当に、本当に恐縮しながら、年収をお聞きすることにしています。
どのぐらい恐縮してるかというと
テレビ通販でおなじみ(?)の「北社長」なみに恐縮しながらお聞きしています。
ま、北社長の場合、ご自身が値段を発表する側なんですけどね。
19万はっせんえーん・・・

ちなみに、こういう芸風(っていうのもナンですけど・・・)というか文体で
本当にいいのだろうか、って最近考えこんでます。
いろいろご意見やご批判も頂くもので・・・
とはいえ、このスタイルでしか書けないみたいなので、
変えようがないのですけど・・・

ある日、スーパークールな文体に変えてやろうと、
ひそかに心に期していたりもしますが。

ま、いいです、そんなこと。

とはいえ、話が一歩も前に進んでいないことに気がつきました。
ここからは、怒涛のように話を進めます。

で、はかたが恐縮しながら年収をお聞きすると、例えば
「480万円です」
といったようにお答えくださいます。

ただ、このときに、人によって多少480万円の意味が違ったりするんです。

どんなふうに違うかというと・・・
今日はまず、2つの例を考えてみたいと思います。

Aさんの場合:
いわゆる年俸制の会社なので、
40万円の12ヶ月分ということで「480万円」

Bさんの場合:
基本給が月額30万円、ということで12ヶ月分で360万円。
賞与が夏冬併せて2ヶ月分なので60万円。
その他超過勤務手当(残業代)が年間60万円。
で、合計「480万円」。

さて、確かに額面を見ればどちらも「480万円」。
でも、内訳は微妙に違いますね。

どこが違うかというと、Bさんは「超過勤務手当」込みで
年収が「480万円」となっています。
そんなの、見ればわかりますね。

では、採用企業は、この2人の現年収をいくら、と判定するのでしょうか。

典型的な答えで言うと、
「Aさんの年収は480万円」と認定。
「Bさんの年収は・・・420万円」と認識されることになります。

なぜかというと、採用企業としては、「基本給」がいくらだったのか、
という点に注目するからです。

皆さんもだいたいご想像のとおり、年収はいくらだったか、
という問いに有権的に答えてくれるものは、「源泉徴収票」です。
採用企業側としては、厳密に言えばこの数字を「真」と考えるわけです。

その点でいえば、Aさん、Bさんのご両名ともに「源泉徴収票」上は、
年収「480万円」なのですけどね。

で、この違いがその後にどう影響するかというと・・・

勘のいい皆様はもうお分かりですよね。

希望給与の算定根拠のひとつしてベースとなる、
現年収の捉え方が変わってくるということになるわけです。

中途半端ですが、今日はわざとここまでにします。
なぜかというと、「かっこ2」があるからです、たぶん。

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