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権限と責任・・・

経理のスペシャリストとして長年活躍しているSさん。

某社のIPOも担当したことがあるという方です。

経理だけでなく資金調達や公開準備ができる方は、

とにかく引っ張りだこ。

彼も、各社から強いラブコールを受けていました。

彼の今回の転職の動機は、

「経理や財務のスペシャリストから、管理部門全般を

統括するマネジメント的な立場で自分の力を磨きたい」

というものでした。

そんな彼を高く評価してくださったのは、

とある技術でセキュリティ分野で急成長するベンチャーさんでした。

一目で彼の実力を認めてくださり、とんとん拍子に内定。

な、な、なんといきなり執行役員で迎えてくださるというオファーでした。

業務内容も彼の希望どおり、管理部門全体の統括と公開準備。


ところが・・・

Sさんは最終的に辞退なさいました。


「僕は重い責任を負わされるのはイヤなんです」

・・・

・・・

はかた、正直言って理解に苦しみました。

だって、管理部門を統括するということは、

ある責任を全うしたいという意味だと思ってましたから。

でも、あれから数ヶ月たって、今なんとなくSさんの気持ちが

理解できるような気がします。

人ってある事実を突きつけられないと

リアルに考えられない生き物なんだと・・・

ぼんやりとしたイメージで転職を考えていると、

権限や職務内容に目を向けがちです。

でも、言うまでもなく権限が強くなれば責任も増します。

しかも、特に高いポジションで入社する場合は、

完璧にお膳立てされて迎えられるケースよりも

なんらかの混沌とした状況の渦中に飛び込まなくてはいけない

場合が多いのではないかと思います。

難しいですね。

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2006年10月23日 04:43に投稿されたエントリーのページです。

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